福井ものづくりキャンパス・多目的ホールでは、若狭のものづくりを集めた素敵な企画展が開催されています。「若狭の空と海とものづくり展」は、伝統的工芸品に指定されている「若狭塗」「若狭瑪瑙」に加えて、福井県の郷土工芸品である「若狭パール」「組子指物」や地元の工芸品を目指す「小浜ガラス」、京都で実績を積まれた蒔絵作家など多種多様な職人、作家さんが一堂に集まった展示会です。

若狭ものづくりを盛り上げよう！と一昨年から本格的に活動を開始した同グループは、今年、熊川宿に拠点を構えNPO法人となりました。グループの特長は仲が良いことかもしれません。それに、若狭の空と海のような穏やかでのんびりとした雰囲気が合わさり、それぞれの技術を生かした職人同士のコラボ商品を開発するなど、かわいくて、ほっこりする楽しい作品が生み出されています。

物販も行なっています。カフェでゆっくりした後は、
展示会場を覗いてみてはいかがでしょうか。

＜イベント概要＞
変わらない想い　引き継がれた時間
若狭で暮らす人達のものづくり
豊かな自然は最高の宝物　若狭の魅力・・・ここにあり

OBAMAガラスのKEiS庵　工房は、ショップ＆体験教室の会場にもなっていて小浜に遊びに行った時にはオススメです。

小浜市の若狭塗工房「加福漆器店」
伝産のマークを添付できるのは、昔ながらの伝統的工法で作られたものだけです。

高浜の中心地からさらに半島の先へ進んでいくと「土本工芸」があります。仕事は、とても繊細、使っている道具も手作りです。会場には、２つ紹介されています。

「若州窯」は、今年、熊川宿に工房を構えました。朗らかでやさしくもありノーブルな印象もある陶器を数点展示しています。

おおい町の若狭パールといえば、間宮真珠養殖場です。真珠養殖の最北端であり栄養分の豊富な若狭湾で育ったアコヤ貝は、独特の輝きです。

瑪瑙の原石を加工したアクセサリーは、他では見ることのできない一品。若狭瑪瑙の「宗助工房」で作られています。

蒔絵師として京都で実績を積まれた吉田尚美さんは、瑪瑙細工とのコラボ商品を出品。手の凝った作品です。

以上

(Text written date / 2019.12.27)

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